窓口セールス3級の難易度ってどれくらい?
勉強時間はどれくらい必要?
銀行業務検定 窓口セールス3級を受験する方へ
銀行業務検定 23系統 36種目 全種目を分析してきたわたしが、そんなあなたの疑問にお答えします。
窓口セールス3級の合格攻略ポイント

試験概要
内容 | セールス兼任者としてのテラーに必要とされる基本的な実務知識と技能・応用力について |
試験時間 | 120分 |
出題形式 | 五答択一マークシート式〈一部事例付〉 50問 (各2点) |
科目構成 | ⑴ 窓口対応 5問 ⑵ 業務知識 15問 ⑶ 技能・応用 15事例30問 |
合格基準 | 60%以上 |
試験実施 | 年1回(6月) |
関連科目 | ・経営支援アドバイザー2級 ・法人融資渉外2級 ・法人融資渉外3級 ・事業性評価3級 ・個人融資渉外3級 ・デリバティブ3級 ・事業承継アドバイザー3級 ・CBT事業性評価3級 |
合格率と難易度
窓口セールス3級の過去の受験者数と合格率は以下の通りです。
受験者数 | 合格率 | |
---|---|---|
2023/6 (第155回) | 628名 | 36.62% |
2022/6 (第152回) | 1,049名 | 34.99% |
2021/6 (第149回) | 1,175名 | 43.40% |
2020/10 (第147回) | 815名 | 44.29% |
2019/6 (第143回) | 1,145名 | 53.54% |
平均合格率 | 42.57% |
小規模の試験で、難易度は初級〜中級レベルです。
直近3回の合格率の傾向をみると、ばらつきの大きい試験ですので、油断しないように臨みましょう。
受験者の平均年齢は29歳。地銀や信金の受験者が多い試験です。
窓口業務としての専門知識をより高められる試験。
口コミ

受験者が少なく、口コミをみつけられませんでした。
口コミが少ないと、心配になりますが、過去の出題傾向を把握して十分に対策して臨みましょう。
受験者の少ないマイナー試験。
過去問分析
どんな問題が出題されるの?
過去の出題問題のうち、正解率が30%以下と特に低かった問題をまとめました。
試験日 | |
---|---|
2023/6 (第155回) | 個人情報とマイナンバー制度 手形・小切手の取扱い 財形貯蓄 ねんきん定期便の見方 特殊詐欺の種類 成年後見制度 定期預金の解約時における受取利息額の計算 相続時精算課税制度 保険契約のクーリングオフ 退職後の公的医療保険制度 |
2022/6 (第152回) | 情報収集手法 各種取引規定 「家計の金融行動に関する世論調査」からわ かること 預貯金者保護法による被害補償 相続発生時の預貯金の払戻し 保険商品の説明 |
2021/6 (第149回) | 取引時確認 代金取立 国債の利回り等 年金の請求手続 財形貯蓄 キャッシュレス決済 新窓販国債の商品性 勧誘可能商品 贈与税の計算 |
窓口セールス3級は、基本的には過去に出題された問題に類似する問題が出題されているようです。
「金融商品知識」「相談業務」および「金融経済知識」は、法改正などの影響を受ける分野です。
まず学習を始める前に、法改正点をしっかり確認しておくことが大切です。
基本的には、日常の窓口業務に即した内容になっているので、不得意分野をなくし日頃の業務に役立てるよう学習しましょう。
過去問の演習で対策は十分!
法改正もしっかり確認し、業務に役立てる!
窓口セールス3級のおすすめテキスト
最短合格を目指すなら、問題解説集のみに集中して取り組むべし
公式テキストは出版されていません。
学習は、問題解説集のみで十分対応できます。
試験直前になると書店では品薄になったり、ネットでは超高値で転売されてしまうので早めの購入をおすすめします。
またメーカー取り寄せになると時間がかかるので注意してください。
できればテキストは最新版を買ってください。
なぜなら私自身、古いテキストを使って直近の出題傾向の変更に対応できずに不合格になってしまったことがあるからです。
テキスト代+受験料代を無駄にしないためにも、最新版で勉強することをおすすめします。
最新テキストで、一発合格!
窓口セールス3級の勉強方法と勉強時間

試験まで時間がないひとへ、合格するための効率的な勉強法のポイントを解説します!
勉強方法
- 問題解説集を3周以上
- 類題のみを解いて定番テーマの理解を深める
- まちがった問題はノートにまとめる
- 計算問題の暗記は必須
くわしくは、銀行業務検定のための効率のいい勉強法【注意点とコツを解説】を参照!

学習期間を短縮するためには、過去問を効率的に演習する工夫が必要
勉強時間
窓口セールス3級
勉強時間の目安は1週間
業務に即した試験内容であることや、演習するテキストが問題解説集のみしかないことから、1週間程度で合格を狙うことのできる試験です。
窓口業務をはじめたばかりの新入行員などは、基礎知識が少なく、苦手分野も多い可能性もあるので前もってテキストで内容を確認してスケジュールを立てることをおすすめします。
のこりの時間を有効的につかうなら「元銀行員が教える!超効率的な銀行業務検定の勉強計画の立て方」を参考に、ギリギリじゃない合格を目指して!

窓口セールス3級の解答速報
試験後すぐに解答を確認したい場合は、こちらのサイトがおすすめです。
こちらのサイトは、受験者の投票によって解答が多数決でわかる仕組みとなっています。
試験終了後は、サーバーが繋がりにくくなりますが、すこし時間をおいて確認することをおすすめします。
確実な正答ではありませんが、合格ラインの目安に活用してください。
約2万人が利用しています!
参考程度に活用してください!
銀行業務検定試験の合否通知は、試験後1ヶ月以降に郵送にて通知されます。
また、3日後の17:00〜経済法令研究会にて正答発表がおこなわれます。
確実な正答は、3日後!
窓口セールス3級の次に受けるべき試験は?
窓口セールス3級を受験する方が同様に受けるものとして、預かり資産アドバイザー3級・年金アドバイザー3級などがあります。


また預かり資産の関連種目としては、保険販売3級や金融商品取引3級などもあります。


いまは、新設された試験で「外貨建保険販売資格試験」を受験する方が多いです。
2022年までに必須の資格です。
まだ取ってないひとは早めに取得を!

まとめ
- 1,000名程度が受験する小規模な試験。合格率は41%程度、難易度は初〜中級レベル。
- 最短勉強目安は1週間。まずは直近の法改正を確認!
- 不得意分野をなくして、日頃の業務に活かそう