預かり資産2級って難しい?
これまでの合格率を知りたい!
銀行業務検定 預かり資産アドバイザー2級を受験する方へ
銀行業務検定 23系統 36種目 全種目を分析してきたわたしが、そんなあなたの疑問にお答えします。
預かり資産アドバイザー2級の合格攻略ポイント

試験概要
対象 | 窓口・渉外の担当者 |
内容 | 投資信託・個人年金保険・外貨預金等のいわゆる預かり資産のセールスに必要な専門知識やセールス技能について |
試験時間 | 180分 |
出題形式 | 四答択一式 25問 (各2点) 計算・記述式 5題 (各10点) |
科目構成 | ⑴ 業務知識 ⑵ 技能・応用 |
合格基準 | 60%以上 |
試験実施 | 年1回(10月) |
関連科目 | ・投資信託2級 ・投資信託3級 ・金融商品取引3級 ・預かり資産アドバイザー3級 ・保険販売3級 |
合格率と難易度
預かり資産アドバイザー2級の過去の受験者数と合格率は以下の通りです。
受験者数 | 合格率 | |
---|---|---|
2022/10 (第153回) | 625名 | 30.88% |
2021/10 (第150回) | 737名 | 41.93% |
2020/10 (第147回) | 719名 | 26.01% |
2019/10 (第144回) | 1,145名 | 30.66% |
2018/10 (第141回) | 1,223名 | 62.63% |
平均合格率 | 38.42% |
受験者数は1,500名程度の小規模の試験です。
合格率は各回ごとにばらつきがあり、平均41%程度です。難易度は中級レベルと言えそうです。
35歳前後の中堅行員が受験者が多いようです。
最近、新たに預かり資産アドバイザー3級が新設されました。それに伴い、基礎的問題は3級で、より専門的な知識については2級で出題される可能性が高くなります。
合格率の高い試験回もありましたが、最近は合格率平均30%程度と難易度もあがっているようです。油断をせずに学習に取り組んで欲しいと思います。
年々、難易度は中級レベルに定着しつつある。
口コミ
受験者数も少ないため、あまり口コミも見られませんでした。
3級試験が新設されて、2級の試験にも影響があるかも。
過去問題をしっかり学習して合格につなげられるように取り組みましょう。
3級と区別するために、難易度がだんだん上がってきたのかも?
過去問分析
どんな問題が出題されるの?
過去の出題問題のうち、正解率が30%以下と特に低かった問題をまとめました。
試験日 | |
---|---|
2022/10 (第153回) | 日銀短観 外貨預金契約者に対する法的救済 収益分配金 上場株式の譲渡益・配当金 |
2021/10 (第150回) | 近時の国内株式市場の動向 投資信託の運用スタイル 投資信託の相続税評価 株式投資信託の分配金 個人向け国債の中途換金・債券の利回り計算 金融商品取引法・保険業法 |
2020/10 (第147回) | GDPと経済成長率 投資信託の基本的な仕組み 投資信託の課税関係 個人年金保険の受取方法 生命保険料控除 |
出題傾向の特徴としては、どの問題も基本的な事項に関する問いが多いようです。
これまでにない、図による出題があった場合に、正解率が低くなっていたようです。
過去問の踏襲ではなく、選択肢や問題文に変化があった場合も、対応できるように、テキストの解説を十分に理解する必要があるようです。
とはいえ、テキストを十分に学習すれば、確実に合格を狙える試験であると言えそうです。
過去問の演習で対策は十分だが、さまざまな出題パターンに備えて基本的な制度をよく理解することが大事!
預かり資産アドバイザー2級のおすすめテキスト
最短合格を目指すなら、問題解説集のみに集中して取り組むべし
預かり資産アドバイザー2級の公式テキストや参考テキストはありません。
試験直前になると書店では品薄になったり、ネットでは超高値で転売されてしまうので早めの購入をおすすめします。
またメーカー取り寄せになると時間がかかるので注意してください。
できればテキストは最新版を買ってください。
なぜなら私自身、古いテキストを使って直近の出題傾向の変更に対応できずに不合格になってしまったことがあるからです。
テキスト代+受験料代を無駄にしないためにも、最新版で勉強することをおすすめします。
預かり資産アドバイザー2級の勉強方法と勉強時間

試験まで時間がないひとへ、合格するための効率的な勉強法のポイントを解説します!
勉強方法
- 問題解説集を3周以上
- 類題のみを解いて定番テーマの理解を深める
- まちがった問題はノートにまとめる
- 計算問題の暗記は必須
くわしくは、銀行業務検定のための効率のいい勉強法【注意点とコツを解説】を参照!

制度・法改正については、学習開始前に確認しよう!
勉強時間
預かり資産アドバイザー2級
勉強時間の目安は2週間
FP資格をすでに取得しているかたならば、1週間でも十分合格できるレベルかもしれません。
実務や経験など、必要な学習期間は個人差が大きいため、早めにテキストを購入して過去問題のレベルを確認することをおすすめします。
のこりの時間を有効的につかうなら「元銀行員が教える!超効率的な銀行業務検定の勉強計画の立て方」を参考に、ギリギリじゃない合格を目指して!

預かり資産アドバイザー2級の解答速報
試験後すぐに解答を確認したい場合は、こちらのサイトがおすすめです。
こちらのサイトは、受験者の投票によって解答が多数決でわかる仕組みとなっています。
試験終了後は、サーバーが繋がりにくくなりますが、すこし時間をおいて確認することをおすすめします。
確実な正答ではありませんが、合格ラインの目安に活用してください。
約2万人が利用しています!
参考程度に活用してください!
銀行業務検定試験の合否通知は、試験後1ヶ月以降に郵送にて通知されます。
また、3日後の17:00〜経済法令研究会にて正答発表がおこなわれます。
確実な正答は、3日後!
預かり資産アドバイザー2級の次に受けるべき試験は?


また相談業務として、相続アドバイザー2級や年金アドバイザー2級などもおすすめです。


いまは、新設された試験で「外貨建保険販売資格試験」を受験する方が多いです。
2022年までに必須の資格です。
まだ取ってないひとは早めに取得を!

まとめ
- 合格率は41%程度。難易度は中級レベル。
- 3級の試験が新設で、内容レベルが高くなっている傾向にある
- 過去問題集のみで十分合格可能
- 学習期間の目安は2週間。記述問題もポイントを抑えて効率的に学習