経営支援アドバイザーってどんな試験?
合格率を知りたい!どんな問題がでるの?
銀行業務検定 経営支援アドバイザー2級を受験する方へ
銀行業務検定 23系統 36種目 全種目を分析してきたわたしが、そんなあなたの疑問にお答えします。
経営支援アドバイザー2級の合格攻略ポイント

試験概要
対象 | 営業店の法人融資担当者 |
内容 | 取引先中小企業の真の企業力を評価するとともに企業の成長・事業の継続を支援するために必要とされる基本的知識および実践的能力について |
試験時間 | 180分 |
出題形式 | 四答択一式 25問(各2点) 事例付記述式 5題(各10点) |
科目構成 | ⑴ 基本知識 四答択一式 25問 ⑵ 技能・応用 事例付記述式 5題 |
合格基準 | 60%以上 |
試験実施 | 年1回(3月) |
関連科目 | ・窓口セールス3級 ・法人融資渉外2級 ・法人融資渉外3級 ・事業性評価3級 ・個人融資渉外3級 ・デリバティブ3級 ・事業承継アドバイザー3級 |
合格率と難易度
経営支援アドバイザー2級の過去の受験者数と合格率は以下の通りです。
受験者数 | 合格率 | |
---|---|---|
2023/3 (第154回) | 950名 | 39.89% |
2022/3 (第151回) | 1,296名 | 48.77% |
2021/3 (第148回) | 1,317名 | 51.63% |
2019/3 (第142回) | 1,431名 | 30.47% |
2018/3 (第139回) | 1,382名 | 34.15% |
平均合格率 | 40.98% |
受験者は少なく、難易度は上級レベルの試験です。
対象が営業店の法人担当者向けの試験であるため、平均年齢37歳前後の受験者が多いようです。
択一問題と合わせて記述問題もあるため、難易度は比較的高いですが実務など経験豊富な受験者が多いため、ある程度の合格率を維持しているのではと推測されます。
実務での知識も必要になる、難易度の高い上級試験
口コミ
受験者が少ないにも関わらず、受験者の口コミも多く発見できました。
みなさん、年に1回しかない試験のため合格の喜びも大きいようです。
経営支援アドバイザー2級の試験は実務などに役立ったという意見もあり、しっかり勉強することで今後の仕事でも活かすことのできる試験のようです。
無意味そうに見える、銀行業務検定だけど、なんだかんだ実務につながってるんだよね
過去問分析
どんな問題が出題されるの?
過去の出題問題のうち、正解率が30%以下と特に低かった問題をまとめました。
試験日 | |
---|---|
2023/3 (第154回) | 中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針 事業悪化の兆候 中小企業等経営強化法 |
2021/3 (第148回) | ABL ガイドライン |
2019/3 (第142回) | 定量分析 安全性分析 費用削減効果を反映したDCF法による企業価値の算出 |
記述式に関しては、出題の意図を理解し適切な解答をすることが大切です。
事例のない一般論や現実的でない提案などは、マイナス評価となりうると講評されています。
記述式に関しては、自分の経験値だけではなく、根拠に基づいた解答ができるよう参考書等も合わせて学習しよう!
経営支援アドバイザー2級のおすすめテキスト
最短合格を目指すなら、問題解説集のみに集中して取り組むべし
より詳しく学びたいという方は公式テキストの購入をおすすめします。
また実務に即した学習をしたい方は、関連図書を参考にしましょう。
試験直前になると書店では品薄になったり、ネットでは超高値で転売されてしまうので早めの購入をおすすめします。
またメーカー取り寄せになると時間がかかるので注意してください。
できればテキストは最新版を買ってください。
なぜなら、古いテキストを使うと直近の出題傾向に変化があった場合に対応できずに不合格になってしまうからです。
テキスト代+受験料代を無駄にしないためにも、最新版で勉強することをおすすめします。
最新テキストで、一発合格!
経営支援アドバイザー2級の勉強方法と勉強時間

試験まで時間がないひとへ、合格するための効率的な勉強法のポイントを解説します!
勉強方法
- 問題解説集を3周以上
- 類題のみを解いて定番テーマの理解を深める
- まちがった問題はノートにまとめる
- 計算問題の暗記は必須
くわしくは、銀行業務検定のための効率のいい勉強法【注意点とコツを解説】を参照!

過去の出題傾向を把握するために、問題解説集にて過去問の学習に一番力を入れることをおすすめします。
60%以上の合格基準を目指すために、50点ある択一式の正解率をあげることが一番効率的です。
過去に出題された問題は確実に取れるように繰り返し学習しましょう。
また、上記の過去問分析でも述べたように記述式では適切な解答でなければ点数が加算されにくい傾向にあるようです。
- 数値などの算出法
- 定事例・一般論
- ガイドライン
など、制度や仕組みなどを十分に理解したうえでの解答が求められます。
これらをより理解するためには、公式テキストを活用して学習することが望ましいと言えそうです。
経営支援に“絶対の答え”というのはありませんが、どのようにアプローチしていくのか理解するように学習に取り組むことが好ましいと講評でアドバイスされています。
記述式が苦手な人は、関連書籍や公式テキストを活用しよう
勉強時間
経営支援アドバイザー2級
勉強時間の目安は3週間
勉強時間に関しては、個人の予備知識・実務経験などがどれだけあるかに大きく左右されます。
またコツコツ勉強することが得意な方は、少しずつ長期に渡って学習する方がいいでしょう。
申し込みと同時に、テキストを購入し一読しておくことをおすすめします。自分の実力と試験のレベル感を知ることができるので勉強の計画を立てやすくなると思います。
まだ試験まで余裕のあるひとは「元銀行員が教える!超効率的な銀行業務検定の勉強計画の立て方」を参考に、ギリギリじゃない合格を目指して!

経営支援アドバイザー2級の解答速報
試験後すぐに解答を確認したい場合は、こちらのサイトがおすすめです。
こちらのサイトは、受験者の投票によって解答が多数決でわかる仕組みとなっています。
試験終了後は、サーバーが繋がりにくくなりますが、すこし時間をおいて確認することをおすすめします。
確実な正答ではありませんが、合格ラインの目安に活用してください。
約2万人が利用しています!
参考程度に活用してください!
銀行業務検定試験の合否通知は、試験後1ヶ月以降に郵送にて通知されます。
また、3日後の17:00〜経済法令研究会にて正答発表がおこなわれます。
確実な正答は、3日後!
記述部分については正答は発表されないので、郵送での結果を待ちましょう!
経営支援アドバイザー2級の次に受けるべき試験は?
法人担当としては、法人融資渉外2級や事業承継アドバイザー3級などがあります。


経営支援アドバイザーの受験者層は管理職の方々が多いようです。
営業店マネジメントⅠや金融コンプライアンス・オフィサー1級などの種目も役に立つと思われます。


いまは、新設された試験で「外貨建保険販売資格試験」を受験する方が多いです。
2022年までに必須の資格です。
まだ取ってないひとは早めに取得を!

まとめ
- 法人担当者向けの、択一・記述式の試験
- 難易度は上級レベル
- 応用的な問題に対応するために、公式テキストも合わせて活用するのがベター