法人融資渉外3級を受験します!
合格率や難易度を教えてください!
銀行業務検定 法人融資渉外3級を受験する方へ
銀行業務検定 23系統 36種目 全種目を分析してきたわたしが、そんなあなたの疑問にお答えします。
法人融資渉外3級の合格攻略ポイント

試験概要
内容 | 主に中小企業との融資取引を推進していくうえで必要とされる、実務知識や推進手法に関する知識および応用技能について |
試験時間 | 120分 |
出題形式 | 五答択一式<一部事例付>50問(各2点) |
科目構成 | 融資推進 情報収集と活用 企業の実態把握 資金ニーズの把握 融資プラン 融資の実行と管理・回収 コンプライアンス 保証協会の利用による融資推進 その他 |
合格基準 | 60%以上 |
試験実施 | 年1回(6月) |
関連科目 | ・経営支援アドバイザー2級 ・窓口セールス3級 ・法人融資渉外2級 ・事業性評価3級 ・個人融資渉外3級 ・デリバティブ3級 ・事業承継アドバイザー3級 ・CBT事業性評価3級 |
合格率と難易度
法人融資渉外3級の過去の受験者数と合格率は以下の通りです。
受験者数 | 合格率 | |
---|---|---|
2023/6 (第155回) | 483名 | 31.88% |
2022/6 (第152回) | 758名 | 32.72% |
2021/6 (第149回) | 930名 | 30.86% |
2020/10 (第147回) | 649名 | 24.04% |
2019/6 (第143回) | 1,185名 | 28.19% |
平均合格率 | 29.54% |
小規模な試験で、難易度は中級レベルです。
受験者の平均年齢は31歳と中堅行員の受験が多い試験です。
記述式問題もありますが、融資業務に従事している方の受験が多いためか比較的高い合格率を維持していると予想されます。
法人を担当し始めた、中堅行員の受験が多い
口コミ
受験者数も少ないため、あまり口コミがありませんでした。
中級レベルの試験ですので、しっかり対策をして望むことが必要だと言えそうです。
マイナー試験で、受験者も少ない
過去問分析
どんな問題が出題されるの?
過去の出題問題のうち、正解率が30%以下と特に低かった問題をまとめました。
試験日 | |
---|---|
2023/6 (第155回) | 公的土地評価 金融用語 定量分析 損益計算書 法人税の申告・納付 相続 M&Aの知識 事業再生 取引先破産・民事再生時の対応 中小企業活性化協議会 取引先へのヒアリングのポイント 増加運転資金 増加運転資金の計算 為替リスク対策等 M&Aの手順 企業価値の算定方法 |
2022/6 (第152回) | 時事問題 公示地価 定量分析 各種担保 保証 PPM 分析 会社法関連 中小企業活性化パッケージ ABL 粉飾 設備投資 為替リスク対策 事業再生 |
2021/6 (第149回) | 改正民法 抵当権の設定とその効力 事業承継税制の特例 流動資産担保融資保証制度の条件等 流動資産担保融資保証制度の実行と留意事項 |
2022年度より、出題形式・科目構成が変更になっていますので、最新テキストでしっかり対策する必要があります。
記述問題がなくなったので、少し気持ちが楽になったのでは?
過去問の演習で対策は十分だが、さまざまな出題パターンに備えて基本的な制度をよく理解することが大事!
法人融資渉外3級のおすすめテキスト
最短合格を目指すなら、問題解説集のみに集中して取り組むべし
法人融資渉外3級には公式テキストはありません。
また2022年度より、出題形式が変更になっているので最新テキストが好ましいです。
実務に即した学習をしたい方は、関連図書を参考にしましょう。
試験直前になると書店では品薄になったり、ネットでは超高値で転売されてしまうので早めの購入をおすすめします。
またメーカー取り寄せになると時間がかかるので注意してください。
できればテキストは最新版を買ってください。
なぜなら私自身、古いテキストを使って直近の出題傾向の変更に対応できずに不合格になってしまったことがあるからです。
テキスト代+受験料代を無駄にしないためにも、最新版で勉強することをおすすめします。
最新テキストで、一発合格!
法人融資渉外3級の勉強方法と勉強時間

試験まで時間がないひとへ、合格するための効率的な勉強法のポイントを解説します!
勉強方法
- 問題解説集を3周以上
- 類題のみを解いて定番テーマの理解を深める
- まちがった問題はノートにまとめる
- 計算問題の暗記は必須
くわしくは、銀行業務検定のための効率のいい勉強法【注意点とコツを解説】を参照!

選択問題だけではなく、記述問題の加点も必須!
記述問題は問題の意図を確実に汲み取り、解答できるように練習をくりかえそう!
勉強時間
法人融資渉外3級
勉強時間の目安は2週間
必要な学習期間は、実務経験の有無など予備知識量に大きく左右されるかもしれません。
早めにテキストを購入して過去問題のレベルを把握し、事前に学習計画を立てることをおすすめします。
のこりの時間を有効的につかうなら「元銀行員が教える!超効率的な銀行業務検定の勉強計画の立て方」を参考に、ギリギリじゃない合格を目指して!

法人融資渉外3級の解答速報
試験後すぐに解答を確認したい場合は、こちらのサイトがおすすめです。
こちらのサイトは、受験者の投票によって解答が多数決でわかる仕組みとなっています。
試験終了後は、サーバーが繋がりにくくなりますが、すこし時間をおいて確認することをおすすめします。
確実な正答ではありませんが、合格ラインの目安に活用してください。
約2万人が利用しています!
参考程度に活用してください!
銀行業務検定試験の合否通知は、試験後1ヶ月以降に郵送にて通知されます。
また、3日後の17:00〜経済法令研究会にて正答発表がおこなわれます。
確実な正答は、3日後!
法人融資渉外3級の次に受けるべき試験は?
法人融資渉外3級の上位級に法人融資渉外2級があります。
全て記述式の問題で、難易度が高くなりますが、法人融資専担者などはぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

また渉外担当としては、経営支援アドバイザー2級や事業承継アドバイザー3級などがおすすめです。


いまは、新設された試験で「外貨建保険販売資格試験」を受験する方が多いです。
2022年までに必須の資格です。
まだ取ってないひとは早めに取得を!

まとめ
- 中小企業を対象とする知識や技能についての試験
- 難易度は中級レベル
- 問題解説集を徹底的に学習し、記述式問題で加点をねらい点数の積み上げを
- 学習期間の目安は2週間〜