CBT年金アドバイザー4級の勉強方法や必要な勉強時間がわからない
どんな問題が出る?
銀行業務検定 CBT年金アドバイザー4級を受験する方へ
銀行業務検定 23系統 36種目 全種目を分析してきたわたしが、そんなあなたの疑問にお答えします。
CBT方式の特徴

CBTとは、パソコン上で実施する試験のことです。
CBT試験の特徴には
- ペーパーテスト(一斉試験)と同じ内容・レベルの試験
- 好きな試験日を選べる
- 合否がすぐにわかる
などがあります。
CBT方式とペーパーテストとの違いについては、「CBT方式銀行業務検定試験|一斉試験とのちがいは?特徴を解説」にて詳しく解説しています。

CBT年金アドバイザー4級の合格攻略ポイント

試験概要
対象 | 渉外・窓口の担当者等 |
内容 | 年金に関する最も基礎的な知識について |
試験時間 | 90分 |
出題形式 | 三答択一式 50問(各2点) |
科目構成 | ⑴ 年金の基礎 30問 ⑵ 老齢給付 10問 ⑶ 障害・遺族給付 6問 ⑷ セールス・その他 4問 |
合格基準 | 100点満点中60点以上 |
関連科目 | ・年金アドバイザー2級 ・年金アドバイザー3級 ・年金アドバイザー4級 ・CBT年金アドバイザー3級 |
合格率と難易度
CBT試験の難易度は、ペーパーテストと同等に作成されることから、年金アドバイザー4級の過去合格率を参考にしてください。
受験者数 | 合格率 | |
---|---|---|
2021/3 (第148回) | 1,208名 | 66.47% |
2019/3 (第142回) | 1,323名 | 60.17% |
2018/3 (第139回) | 1,510名 | 60.07% |
2017/3 (第136回) | 1,540名 | 62.53% |
平均合格率 | 62.31% |
合格率は、難易度は初級レベルです。
受験者の平均年齢は30歳と中堅行員の受験が多い試験です。
基礎的な内容であること、また三答択一であることから比較的高い合格率であることが予想されます。
いきなり3級を受験するのが不安な方は、まずは4級で基礎固め!
CBT年金アドバイザー4級の口コミ
CBT方式に関しては、パソコン上での電卓機能の操作性やペーパーテストとの試験時間の差などデメリットを感じる方もいるようです。
一方で、すぐに合否判定が出ることが大きなメリットと感じる人も多いようでした。
今後もコロナの影響で、CBT形式の試験が多くなることが予想されます。CBT方式での試験に対応していけるようにしたいものです。
専門用語も多いので、予備知識のない人は注意が必要!
過去問分析
どんな問題が出題されるの?
CBT試験で出題される問題は毎回変更されますが、ペーパーテストと同様の出題範囲のため、過去に出題された問題のうち、正解率が40%以下の問題をチェックしましょう。
試験日 | |
---|---|
2021/3 (第148回) | 合算対象期間 高年齢求職者給付金 確定拠出年金 介護保険 年金生活者支援給付金 老齢基礎年金の繰上げ・繰下げ |
2019/3 (第142回) | 国民年金の第3号被保険者 確定拠出年金 60歳台後半の在職老齢年金 |
2018/3 (第139回) | 国民年金の任意加入被保険者 老齢厚生年金の配偶者加給年金額 遺族基礎年金 |
過去の問題の正解率を見ると、全体的に極めて低い正解率の問題はないようです。
年金アドバイザー4級は基本的にこれまで出題された問題の類題が出題される傾向にあるようです。
年金の問題では、年金額などを算出する計算問題などもあります。苦手な方もぜひ克服できるよう努めましょう。
出版されている過去問題集をしっかり学習することで確実に合格を狙いましょう。
過去問の演習で対策は十分だが、さまざまな出題パターンに備えて基本的な制度をよく理解することが大事!
CBT年金アドバイザー4級のおすすめテキスト
最短合格を目指すなら、問題解説集のみに集中して取り組むべし
年金アドバイザー4級には、公式テキストはありません。
実務に即した学習をしたい方は、関連図書を参考にしましょう。
試験直前になると書店では品薄になったり、ネットでは超高値で転売されてしまうので早めの購入をおすすめします。
またメーカー取り寄せになると時間がかかるので注意してください。
できればテキストは最新版を買ってください。
なぜなら、古いテキストを使うと直近の出題傾向に変化があった場合に対応できずに不合格になってしまうからです。
テキスト代+受験料代を無駄にしないためにも、最新版で勉強することをおすすめします。
最新テキストで、一発合格!
CBT年金アドバイザー4級の勉強方法と勉強時間

試験まで時間がないひとへ、合格するための効率的な勉強法のポイントを解説します!
勉強方法
- 問題解説集を3周以上
- 類題のみを解いて定番テーマの理解を深める
- まちがった問題はノートにまとめる
- 計算問題の暗記は必須
くわしくは、銀行業務検定のための効率のいい勉強法【注意点とコツを解説】を参照!

年金アドバイザー4級の問題解説集には過去5回分の問題が収録されています。
過去問を最低3周はすることで、出題傾向の把握をすることができると思います。
問題解説集を8割〜9割以上理解できるように学習しましょう。
年金制度の理解を深めることで、確実に加点をねらう!
法改正のポイントもしっかりおさえよう!
勉強時間
CBT年金アドバイザー4級
勉強時間の目安は3日
FPなど金融系の試験をこれまで受けたことある人などはスムーズに学習することができると思います。
しかし、予備知識のない方などは早めにテキストを購入して過去問題のレベルを把握することをおすすめします。
のこりの時間を効率的に学習するために、「元銀行員が教える!超効率的な銀行業務検定の勉強計画の立て方」を参考に、ギリギリじゃない合格を目指して!

CBT年金アドバイザー4級の解答速報
CBT方式試験では、すぐに合否が判定されます。
全受験者にスコアレポートと出題項目一覧が配布されるのでどこを間違ったのか確認することができます。
合格証は翌日以降に自分でダウンロードすることができるので、会社に提出が必要な場合は利用しましょう。
ペーパー試験を受験するときは、すぐに解答を確認できるこのサイトを活用してみてください
CBT年金アドバイザー4級の次に受けるべき試験は?
年金アドバイザー4級の上位級にCBT年金アドバイザー3級があります。
難易度が上がりますが、今回の学習を生かしてぜひ受験することをおすすめします。

また相談業務として、預かり資産アドバイザー3級・CBT相続アドバイザー3級などもおすすめです。


いまは、新設された試験で外貨建保険販売資格試験を受験する方が多いです。
まだ取得されていないかたは、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

まとめ
- 渉外・窓口担当者向けの、最も基礎的な年金に関する試験
- 難易度は初級レベル
- 問題解説集を徹底的に学習し、出題傾向を把握
- 最短学習期間の目安は3日〜
次の記事>> 相続アドバイザー3級【2週間】合格攻略ポイントと解答速報【難易度,過去問,勉強法】