投資信託2級の難易度は?
3級よりかなり難しい?
銀行業務検定 投資信託2級を受験する方へ
銀行業務検定 23系統 36種目 全種目を分析してきたわたしが、そんなあなたの疑問にお答えします。
投資信託2級の合格攻略ポイント
試験概要
対象 | 役席者・専担者等 |
内容 | 投資信託をセールスするにあたって必要とされる専門知識や、より高度なセールス技能について |
試験時間 | 180分 |
出題形式 | 記述式 10題(各10点) |
科目構成 | 投資信託の仕組み/投資信託の運用/投資信託のセールス・窓口業務/マーケット感覚の養成/その他 |
合格基準 | 60%以上 |
試験実施 | 年1回(3月) |
関連科目 | ・投資信託3級 ・金融商品取引3級 ・預かり資産アドバイザー2級 ・預かり資産アドバイザー3級 ・保険販売3級 |
合格率と難易度
投資信託2級の過去の受験者数と合格率は以下の通りです。
受験者数 | 合格率 | |
---|---|---|
2023/3 (第154回) | 276名 | 32.61% |
2022/3 (第151回) | 391名 | 38.11% |
2021/3 (第148回) | 460名 | 20.22% |
2019/3 (第142回) | 550名 | 30.55% |
2018/3 (第139回) | 670名 | 23.58% |
平均合格率 | 29.01% |
受験者数は少なく、難易度は中級〜上級レベルです。
記述式試験にしては、比較的合格率は高めだと思います。
受験者の平均年齢は36歳。専担者や役席者などの受験者が多いため、記述式であっても高い合格率を維持していると予想されます。
受験者が少なく、マイナー試験
記述式の割には、比較的合格率は高い!
口コミ
口コミによると、合格点ギリギリで合格された方が多かったようです。
記述式ですので、部分点での加点が合否を大きく分けたようです。
中級〜上級レベルの試験ですので、しっかり対策をして望むことが必要だと言えそうです。
いかに部分点を稼げるかが記述試験合格のカギ!
過去問分析
どんな問題が出題されるの?
過去の出題問題のうち、特に平均点が低かった問題をまとめました。
試験日 | |
---|---|
2023/3 (第154回) | 投資信託の収益分配 各種の投資信託・運用等 |
2022/3 (第151回) | 外国債券ファンドの運用 |
2021/3 (第148回) | 為替ヘッジ 個人投資家の投資信託税制 |
過去に出題された問題テーマでも、論点が異なっているなどの応用が入ると正解率が低くなるようです。
実務に関する考え方や理論など、正確で確実な理解をすることで多様な出題に対応できるようにしましょう。
また、投資信託の仕組みや機能などの基本的な知識を習得することは、この試験の基本と言えます。基礎を固めるためには、関連図書などで十分学習しましょう。
問題によっては、全く解答をしていない答案もあるようです。
問題数も少ないため、完全な解答が導き出せなくても、自らの持っている知識を時間いっぱい書くことで部分点を狙いましょう。
その1点で合否を分ける可能性があります!
過去問の演習で8割対応可能!
しかし、応用問題に備えて参考書の活用も必須!
白紙解答を避けるためにも、幅広い学習を!
投資信託2級のおすすめテキスト
最短合格を目指すなら、問題解説集のみに集中して取り組むべし
さまざまな出題パターンに備えるためにも、関連図書を活用しましょう。
試験直前になると書店では品薄になったり、ネットでは超高値で転売されてしまうので早めの購入をおすすめします。
またメーカー取り寄せになると時間がかかるので注意してください。
できればテキストは最新版を買ってください。
なぜなら、古いテキストを使うと直近の出題傾向に変化があった場合に対応できずに不合格になってしまうからです。
テキスト代+受験料代を無駄にしないためにも、最新版で勉強することをおすすめします。
最新テキストで、一発合格!
投資信託2級の勉強方法と勉強時間
試験まで時間がないひとへ、合格するための効率的な勉強法のポイントを解説します!
勉強方法
- 問題解説集を3周以上
- 類題のみを解いて定番テーマの理解を深める
- まちがった問題はノートにまとめる
- 計算問題の暗記は必須
くわしくは、銀行業務検定のための効率のいい勉強法【注意点とコツを解説】を参照!
投資信託2級は基本的には、過去に出題された問題の類題が出題される傾向にあります。
問題解説集には、過去8回の問題が収録されています。
投資信託に関しては、法改正や新制度などがしばしば行われていますで、注意が必要です。
基本的には、近年の問題に重きを置いて繰り返し学習しましょう。
出題傾向の把握と苦手分野の克服を意識しましょう。
問題解説集の冒頭部分には、法改正・新制度についての解説がありますのでしっかり理解して基礎固めをしましょう。
記述式の試験ですので、初見問題が出たときに無回答になる可能性も高いです。
問題数が多いですが、問題解説集に載っている問題は必ず一読しておくことをおすすめします。部分点での加点を狙って、時間いっぱい解答しましょう。
投資信託の基礎に不安があるひとは、3級の公式テキストを活用してみて!
勉強時間
投資信託2級
勉強時間の目安は3週間
必要な学習期間は、実務経験の有無など予備知識量に大きく左右されます。
直近で投資信託3級を受験した方は、少し有利でしょう。
早めにテキストを購入して過去問題のレベルを把握し、事前に学習計画を立てることをおすすめします。
のこりの時間を効率的に学習するために、「元銀行員が教える!超効率的な銀行業務検定の勉強計画の立て方」を参考に、ギリギリじゃない合格を目指して!
投資信託2級の解答速報
試験後すぐに解答を確認したい場合は、こちらのサイトがおすすめです。
こちらのサイトは、受験者の投票によって解答が多数決でわかる仕組みとなっています。
試験終了後は、サーバーが繋がりにくくなりますが、すこし時間をおいて確認することをおすすめします。
確実な正答ではありませんが、合格ラインの目安に活用してください。
約2万人が利用しています!
参考程度に活用してください!
銀行業務検定試験の合否通知は、試験後1ヶ月以降に郵送にて通知されます。
また、3日後の17:00〜経済法令研究会にて正答発表がおこなわれます。
残念ながら、投資信託2級は記述式のため正答発表はありません。
郵送での結果発表を、気長に待ちましょう!
投資信託2級の次に受けるべき試験は?
投資信託2級に上位級はありません。
預かり資産担当としては、預かり資産アドバイザー2級などがおすすめです。
また管理職としては、ホスピタリティ3級や金融コンプライアンス・オフィサー2級などがおすすめです。
いまは、新設された試験で「外貨建保険販売資格試験」を受験する方が多いです。
2022年までに必須の資格です。
まだ取ってないひとは早めに取得を!
まとめ
- 役席者や専担者を対象に、投資信託の専門知識や高度なセールス技能の試験
- 難易度は中級〜上級レベル
- 問題解説集を徹底的に学習し、基礎知識を固めて部分点の積み上げを狙う
- 学習期間の目安は3週間〜