税務3級ってどんな試験?どれくらい難しいの?
時間がないから、最短で合格させて!
銀行業務検定 税務3級を受験する方へ
銀行業務検定 23系統 36種目 全種目を分析してきたわたしが、そんなあなたの疑問にお答えします。
税務3級の合格攻略ポイント

試験概要
内容 | 得意先・渉外係等に必要とされる所得税や相続税・贈与税を中心とする基本的な税務知識について |
試験時間 | 150分 |
出題形式 | 五答択一式 50問(各2点) |
科目構成 | ⑴ 所得税 20問 ⑵ 相続税・贈与税 18問 ⑶ 法人税 7問 ⑷ その他の税金 5問 |
合格基準 | 60%以上 |
試験実施 | 年2回(10月・3月) |
関連科目 | ・税務2級 ・CBT税務3級 ・税務4級 ・CBT税務4級 |
合格率と難易度
税務3級の過去の受験者数と合格率は以下の通りです。
受験者数 | 合格率 | |
---|---|---|
2020/10 (第147回) | 7,026名 | 44.85% |
2019/10 (第144回) | 9,442名 | 31.42% |
2019/3 (第142回) | 14,390名 | 26.18% |
2018/10 (第141回) | 10,615名 | 35.89% |
2018/3 (第139回) | 16,950名 | 27.86% |
平均合格率 | 33.24% |
税務3級は、法務3級や財務3級などにならび、毎回1万人程度が受験する大規模な試験です。
合格率は平均33%程度で、難易度は中級レベルです。
受験者の平均年齢は28歳と若く、新入行員をはじめとする若年層が多く受験する科目となっています。
昇格要件にしているところもあるほど、行内では銀行業務検定は重要視されているよ
口コミ
税務3級は受験者も多いので、多くの口コミが見受けられました。
暗記が得意な方は、かなり短い期間で受験に臨んでいるひともいました。
一方で、税の用語などがとっつきにくいとの声も。
過去問を一読して、自分のレベルからどの程度勉強時間を確保すべきか早めに見当をつけてみてくださいね。
FP試験などで、予備知識があれば、なおよし!
油断したら、余裕で落ちちゃう試験だよ!
過去問分析
どんな問題が出題されるの?
過去出題問題のうち、正解率が30%以下と特に低かった問題をまとめました。
2020/10 (第147回) | 土地・建物等の譲渡にかかる所得税額の計算方法 事業所得の金額の計算 生前贈与加算 相続税の課税対象 家屋の評価 |
2019/10 (第144回) | 保険金・年金にかかる課税 一時所得の課税・計算方法 相続税の課税価格の合計額 受取配当金の益金不算入 役員給与等の扱い |
2019/3 (第142回) | 預貯金・公社債等にかかる課税 株式・投資信託にかかる課税 配当所得の金額の計算 総合課税される譲渡所得の金額の計算 土地建物の譲渡所得の金額の計算方法 総所得金額の計算 事業承継税制 配偶者控除を適用した贈与税額の計算 国内事業者に対する消費税の課税 |
傾向としては、〈所得税〉分野では特に譲渡所得に関する問題を受験者が苦手としているでことが分かります。
税務3級の問題は、ほぼ過去問と類題が出題される傾向にあります。
過去の問題を十分に理解し学習することが大切です。
しかし、頻出テーマであっても選択肢が過去問と異なっていたりすることでガクッと正解率が下がる傾向にあるようです。
学習をするときに、問題の丸暗記ではなく周辺知識の確認や理解をすることで確実な得点につながりますので念頭に入れて学習しましょう。
過去問の演習で対策は十分だが、さまざまな出題パターンに備えて学習することが大事!
税務3級のおすすめテキスト
最短合格をめざすなら、問題解説集のみに集中して取り組むべし
また補助としておすすめするのならば、「直前整理70」がおすすめです。
学習時間が十分に確保でき、より詳しく学習したい方は公式テキストも参考にするとよいでしょう。
また実務に生かした勉強がしたい方向けには、参考書籍として以下のテキストもご紹介しておきます。
試験直前になると書店ではテキストが品薄になったり、ネットでは高値で転売されたりします。
受験を決めたら、早めにテキストだけは購入することをおすすめします。
メルカリなどで中古テキストが手に入りますが、できればテキストは最新版を買ってください。
なぜなら私自身、古いテキストを使って直近の出題傾向に対応できずに不合格になった経験があるからです。
テキスト代+受験代+時間を無駄にしないためにも、最新版で勉強することをおすすめします。
最新テキストで、一発合格!
税務3級の勉強方法と勉強時間

初級行員の受験者がまず初めにつまづくであろう試験は、この財務・税務・法務の3級シリーズです。
予備知識(経験)不足と、この銀行業務検定ならではの効率的な勉強の仕方を知らないために不合格になる場合が多いです。
予備知識に関しては、実務経験も少ないことから仕方のないことですので、試験に関して言えば、内容を理解しようとすることよりもほぼ丸暗記するつもりで取り組むことがおすすめです。
銀行業務検定試験ならではの効率的な勉強法についてここでは詳しく説明します。
あくまでも試験まで時間がない人のための、勉強法です。
勉強方法

- 問題解説集を3周以上
- 類題のみを解いて定番テーマの理解を深める
- まちがった問題はノートにまとめる
- 計算問題の暗記は必須
くわしくは「銀行業務検定のための効率のいい勉強法【注意点とコツを解説】」を参照!

勉強時間
税務3級
勉強時間の目安は2週間
若年層の受験者が多く、実務経験が少ないことがほとんどでしょう。
暗記系の試験が苦手な人や、FPなどの資格や予備知識のないひとなどは、前もって余裕のある学習計画を立てましょう。
得意・不得意が分かれる科目
勉強スケジュールは余裕をもって立てよう



税務3級の解答速報
試験後すぐに解答を確認したい場合は、こちらのサイトがおすすめです。
こちらのサイトは、受験者の投票によって解答が多数決でわかる仕組みとなっています。
試験終了後は、サーバーが繋がりにくくなりますが、すこし時間をおいて確認することをおすすめします。
確実な正答ではありませんが、合格ラインの目安に活用してください。
約2万人が利用しています!
参考程度に活用してください!
銀行業務検定試験の合否通知は、試験後1ヶ月以降に郵送にて通知されます。
また、3日後の17:00〜経済法令研究会にて正答発表がおこなわれます。
確実な正答は、3日後!
税務3級のつぎに受けるべき試験は?
銀行員として基礎的な内容の試験ですので、まずはこちらの検定の取得をおすすめします。






税務を極めたいと思った方は、税務2級が上位級であります。
こちらは、記述式でかなり難易度の高い試験です。



いまは、新設された試験で「外貨建保険販売資格試験」の受験者も多いです。
まだ取得されていない方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?



まとめ
- 合格率は33%、難易度は中級レベル
- 出題傾向は、過去問の類似問題
- 学習は問題解説集を繰り返して暗記
- 必要な勉強時間は2週間
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