
銀行業務検定 法務4級を受験する方へ
銀行業務検定 23系統 36種目 全種目を分析してきたわたしが、そんなあなたの疑問にお答えします。
法務4級の合格攻略ポイント

法務4級の概要
対象:初級行員等
内容:預金、手形・小切手、融資または内国為替に関する最も基礎的な金融法務知識について
試験実施:年1回(10月のみ)
関連科目:法務2級・法務3級・金融商品取引3級・融資管理3級

法務3級がむずかしく感じた人は、まずは4級からチャレンジしてみては?
法務4級の合格率と難易度
法務4級の過去3年間の受験者数と合格率は以下の通りです。
毎回3,000名程度が受験する小規模な試験です。
合格率は平均64%程度の難易度は初級レベルの試験と言えそうです。
受験者の平均年齢は25歳と若年層の受験が多い試験です。
信金の受験者が多い試験です。

法務試験は財務・税務とともに銀行業務検定のメイン試験です。
ちなみに3級の合格率は平均30%なので、4級の難易度は低めです。
法務4級の口コミ
受験者が少ない分、Twitterでの情報も少なかったです。
情報が少ないと不安に感じるかもしれませんが、こちらの記事が少しでも参考になれば幸いです。

過去問はネットにはありませんので、問題解説集は必須です!
法務4級の過去問分析
過去3回の出題問題のうち、特に正解率が特に低かった問題は、以下の通りです。
法務4級は、基本的には過去に出題された問題に類似する問題が出題されているようです。
分野別に見ると、融資や手形・小切手分野の正解率が低いようです。
受験者層からみて、融資や手形・小切手については実務経験が浅く、苦手と感じる方が多いようです。
問題解説集の解答だけでなく、解説もしっかり目を通すことが大事です。
出題傾向を把握し、学習することで効率的な学習を目指しましょう。

実務経験の少ない融資や手形・小切手分野は正解率も低い!
用語の意味や性質を正確に理解することが大切!
以前は、科目ごとの得点取得要件がありましたが、第141回から変更になり、全体の60点以上が合格基準点になりました。
法務4級のおすすめテキスト

最短合格を目指すなら、問題解説集のみに集中して取り組むべし
問題解説集のみで公式テキストは出版されていません。
問題解説集のみで十分合格することができます。
実務と合わせて学習したい方むけの参考図書はこちらです。
試験直前になると書店では品薄になったり、ネットでは超高値で転売されてしまうので早めの購入をおすすめします。
メルカリなどで、中古テキストなどもありますが、できればテキストは最新版をおすすめします。
なぜなら私自身、古いテキストを使って直近の出題傾向の変更に対応できずに不合格になってしまったことがあるからです。
「テキスト代+受験料+学習時間」を無駄にしないためにも、最新版で勉強することをおすすめします。

最新テキストで、一発合格!
法務4級の勉強方法と勉強時間

初級行員の受験者がまず初めにつまづくであろう試験は、この財務・税務・法務シリーズです。
予備知識(経験)不足と、この銀行業務検定ならではの効率的な勉強の仕方を知らないために不合格になる場合が多いです。
予備知識に関しては、実務経験も少ないことから仕方のないことですので、試験に関して言えば、内容を理解しようとすることよりもほぼ丸暗記するつもりで取り組むことがおすすめです。
銀行業務検定試験ならではの効率的な勉強法についてここでは詳しく説明します。

あくまでも試験まで時間がない人のための、勉強法です。
短期的だが、かなり集中して取り組んでください!
勉強方法
- 問題解説集を3周以上
- 類題のみを解いて定番テーマの理解を深める
- まちがった問題はノートにまとめる

くわしくは、銀行業務検定のための効率のいい勉強法【注意点とコツを解説】を参照!

法務4級はとにかく暗記科目!
苦手分野をなくして確実な加点を!
勉強時間
法務4級
勉強時間の目安は2週間
若年層の受験者が多く、実務経験が少ないことがほとんどでしょう。
はじめて見聞きする用語に戸惑うことも多いとおもいます。
問題の演習をくりかえすことで、正確な暗記に努めましょう。

得意・不得意が分かれる科目。
勉強スケジュールは余裕を持って立てよう。
法務4級の解答速報
試験後すぐに解答を確認したい場合は、こちらのサイトがおすすめです。
こちらのサイトは、受験者の投票によって解答が多数決で分かる仕組みとなっています。
試験終了後は、サーバーが繋がりにくくなりますが、少し時間を置いて確認することをおすすめします。
確実な正答ではありませんが、合格ラインの目安に活用してください。

ぜひ、参考程度に活用ください
銀行業務検定試験の合否通知は、試験後1ヵ月以降に郵送にて通知されます。
また、3日後の17:00〜経済法令研究会にて正答発表が行われます。

確実な正答は、3日後!
法務4級の次に受けるべき試験は?
法務4級を受験する方が同様に受けるものとして、財務4級・税務4級があります。
銀行員として基礎的な内容の試験ですので、まずはこちらの検定の取得をおすすめします。
法務4級の上位級には、法務3級があります。
合格率も30%台とレベルがあがりますが、銀行員としては必須の試験です。
いまは、新設された試験で金融AMLオフィサー[基本]を受験する方が多いです。
まだ取得されていない方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
- 合格率は64%程度、難易度は初級レベル。
- 問題解説集を最低3周して、出題傾向の把握と苦手の克服を
- 最短勉強目安は2週間
- リズムよく問題を数多くの問題に触れるように工夫して!
次の記事>>法務3級の合格攻略ポイントと勉強時間【難易度,過去問,解答速報】
法務4級の勉強方法や必要な勉強時間がわからない。
できれば効率のいい勉強をして最短で合格したい!