JAコンプライアンス3級ってどんな試験?
どんな人が受験して合格率はどれくらい?
学習時間はどれくらい必要?
JAコンプライアンス3級を受験する方へ
銀行業務検定 23系統 36種目 全種目を分析してきたわたしが、そんなあなたの疑問にお答えします。
JAコンプライアンス3級の合格攻略ポイント

概要
内容 | JAの業務(事業共通、信用事業、共済事業、経済事業等)において求められる基本的なコンプライアンス知識等について |
試験時間 | 90分 |
出題形式 | 三答択一式 50問(各2点) |
科目構成 | 事業共通 30問 信用事業 5問 共済事業 5問 経済事業 5問 |
合格基準 | 60%以上 |
試験実施 | 年1回(3月) |
関連科目 | ・金融コンプライアンス・オフィサー1級 ・金融コンプライアンス・オフィサー2級 ・保険コンプライアンス・オフィサー2級 ・金融個人情報保護オフィサー2級 ・金融AMLオフィサー[実践] ・金融AMLオフィサー[基本] |
合格率と難易度
JAコンプライアンス3級級の過去の受験者数と合格率は以下の通りです。
受験者数 | 合格率 | |
---|---|---|
2023/3 (第58回) | 925名 | 79.03% |
2022/3 (第55回) | 1,668名 | 81.95% |
2021/3 (第52回) | 2,264名 | 79.02% |
2019/3 (第46回) | 1,767名 | 91.85% |
2018/3 (第43回) | 1,811名 | 86.80% |
平均合格率 | 86.87% |
合格率は非常に高く、難易度は初級レベル。
受験者の平均年齢は40歳前後の方が多いです。受験者の9割以上は信連・農協に勤務する方となっています。
主にJAに勤務する方がメインで受験する試験
口コミ
受験者が圧倒的に少なく、対象者も少ないことからほとんど口コミがみられませんでした。
受験者の口コミをみても、そこまで難易度の高くない試験のようです。
合格率の高い試験ですので対策をしっかりして確実に合格できるようにしましょう。
口コミは少ないけど、あまり不安にならなくても大丈夫
過去問分析
どんな問題が出題されるの?
過去の出題問題のうち、正解率が30%以下と特に低かった問題をまとめました。
試験日 | |
---|---|
2023/3 (第58回) | 個人情報保護 改正個人情報保護法 労働審判 金融サービスの提供に関する法律 犯罪収益移転防止法(取引時確認) 休眠預金等活用法 告知義務違反による解除 農薬取締法 |
2022/3 (第55回) | 農地法の基礎 導入貯金 老人の福祉に関する事業 |
2021/3 (第52回) | 民法(相続法) 電子記録債権 農家民泊等 古物営業 農業協同組合が行うことのできる事業 |
JAコンプライアンス3級は、問題集などを中心に出題される傾向があります。
テキストを十分に学習することで合格できる試験と言えそうです。
出題傾向を把握し、苦手分野のないように学習しましょう。
過去問の演習で対策は十分だが、さまざまな出題パターンに備えて基本的な制度をよく理解することが大事!
JAコンプライアンス3級のおすすめテキスト
最短合格を目指すなら、問題解説集のみに集中して取り組むべし
試験直前になると書店では品薄になったり、ネットでは超高値で転売されてしまうので早めの購入をおすすめします。
またメーカー取り寄せになると時間がかかるので注意してください。
できればテキストは最新版を買ってください。
なぜなら私自身、古いテキストを使って直近の出題傾向の変更に対応できずに不合格になってしまったことがあるからです。
テキスト代+受験料代を無駄にしないためにも、最新版で勉強することをおすすめします。
最新テキストで、一発合格!
JAコンプライアンス3級の勉強方法と勉強時間

試験まで時間がないひとへ、合格するための効率的な勉強法のポイントを解説します!
勉強方法
- 問題解説集を3周以上
- 類題のみを解いて定番テーマの理解を深める
- まちがった問題はノートにまとめる
くわしくは、銀行業務検定のための効率のいい勉強法【注意点とコツを解説】を参照!

JAコンプライアンス3級の問題解説集には、過去4回分の過去問が掲載されています。
問題の傾向を把握するために、4回分を最低3周はしましょう。
問題数も少ないことと、過去の出題傾向は類似しているため、ほぼ暗記できるようにすれば合格ラインは確実に超えられると思います。
問題ごとの解説もよく読み理解を深めることで、新しい論点で出題された場合にも対応することができるのでおすすめです。
過去問の演習を「ほぼ暗記」できるまで繰り返そう!
勉強時間
JAコンプライアンス3級
勉強時間の目安は3日
過去問題数も少ないため、集中して取り組むことができます。
個人差もありますが、3日〜1週間を目安に勉強時間を確保しましょう。
傾向を把握して、頻出テーマのみをまとめて解くなどすると、効率的にテーマ内容を理解することができます。
まずは、早めにテキストを購入して、試験のレベル感と自分の実力を確認することをおすすめします。
のこりの時間を有効的につかうなら「元銀行員が教える!超効率的な銀行業務検定の勉強計画の立て方」を参考に、ギリギリじゃない合格を目指して!

JAコンプライアンス3級の解答速報
試験後すぐに解答を確認したい場合は、こちらのサイトがおすすめです。
こちらのサイトは、受験者の投票によって解答が多数決でわかる仕組みとなっています。
試験終了後は、サーバーが繋がりにくくなりますが、すこし時間をおいて確認することをおすすめします。
確実な正答ではありませんが、合格ラインの目安に活用してください。
約2万人が利用しています!
参考程度に活用してください!
銀行業務検定試験の合否通知は、試験後1ヶ月以降に郵送にて通知されます。
また、3日後の17:00〜経済法令研究会にて正答発表がおこなわれます。
確実な正答は、3日後!
JAコンプライアンス3級の次に受けるべき試験は?
JAコンプライアンス3級には上位級はありません。
コンプライアンス関連では、金融AMLオフィサー[実践]が近年新設され、信連・農協職員の受験者も多いです。
![金融AMLオフィサー[実践]のアイキャッチ画像](https://kijineko55.com/wp-content/uploads/2019/04/kinyuaml-zissen-320x180.png)
いまは、新設された試験で「外貨建保険販売資格試験」を受験する方が多いです。
2022年までに必須の資格です。
まだ取ってないひとは早めに取得を!

まとめ
- 年に1回、難易度は初級レベル。
- 問題解説集を中心に学習。
- 過去問からの出題多数、問題解説集を徹底暗記。
- 最短勉強期間は3日間〜