
銀行業務検定 財務4級を受験する方へ
銀行業務検定 23系統 36種目 全種目を分析してきたわたしが、そんなあなたの疑問にお答えします。
財務4級の合格攻略ポイント

財務4級の概要
対象:初級行職員等
内容:取引先企業の財務諸表を理解するために必要とされる最も基礎的な財務知識について
試験実施:年1回(6月)
新型コロナウイルスの影響により中止・延期になっていた財務4級の試験は、2020年10月に特別実施される予定です。
詳しくは→【重要】第146回銀行業務検定試験、第50回コンプライアンス・オフィサー認定試験【2020年6月7日(日)】中止のお知らせ(「10月特別実施」のお知らせ)|銀行業務検定協会
財務4級の合格率と難易度
財務4級の過去3回の受験者数と合格率は以下の通りです。
(2020年6月の試験は新型コロナウイルスの影響により中止されました。)
毎回、2,500名程度が受験する中規模な試験です。
合格率は平均65%、難易度は初級レベルです。
受験者の平均年齢は26歳と若年層の受験が多い試験です。
財務3級を受験するまえに、基礎確認のために受験するひとが多いようです。

財務3級をむずかしく感じたひとは、まずは4級から挑戦!
財務4級の口コミ
受験者が少ないため、あまり口コミは見つけられませんでした。
簿記などを受験したことがあれば、予備知識として活用できるでしょう。

簿記をもってなくても、過去問演習で十分合格できる試験!
財務4級の過去問分析
過去3回の出題問題のうち、特に正解率が特に低かった問題は、以下の通りです。
財務4級は、基本的には過去に出題された問題に類似する問題が出題されているようです。
定番テーマについては、確実に得点できるように演習をしましょう。
また基本的な仕訳を理解できていることが、財務4級にとっては最も大切だといえます。
今後、財務3級や2級で応用できるように、基礎レベルの知識をしっかり身につけることが求められています。

過去問の演習で対策は十分!
財務の基礎となる仕分けや知識を確実に習得して次につなげよう!
財務4級のおすすめテキスト

最短合格を目指すなら、問題解説集のみに集中して取り組むべし
新型コロナウイルスにより、中止になった3月・6月のテキストも10月試験に対応しています。
詳しくは→【重要】第146回銀行業務検定試験、第50回コンプライアンス・オフィサー認定試験【2020年6月7日(日)】中止のお知らせ(「10月特別実施」のお知らせ)|銀行業務検定協会
2020年10月試験用テキストは発売されていないのでご注意ください。
実務なども合わせて学習したい方の参考図書はこちらです。
試験直前になると書店では品薄になったり、ネットでは超高値で転売されてしまうので早めの購入をおすすめします。
メルカリなどで、中古テキストなどもありますが、できればテキストは最新版をおすすめします。
なぜなら私自身、古いテキストを使って直近の出題傾向の変更に対応できずに不合格になってしまったことがあるからです。
テキスト代+受験料+学習時間を無駄にしないためにも、最新版で勉強することをおすすめします。

最新テキストで、一発合格!
財務4級の勉強方法と勉強時間

初級行員の受験者がまず初めにつまづくであろう試験は、この財務・税務・法務シリーズです。
予備知識(経験)不足と、この銀行業務検定ならではの効率的な勉強の仕方を知らないために不合格になる場合が多いです。
予備知識に関しては、実務経験も少ないことから仕方のないことですので、試験に関して言えば、内容を理解しようとすることよりもほぼ丸暗記するつもりで取り組むことがおすすめです。
銀行業務検定試験ならではの効率的な勉強法についてここでは詳しく説明します。
あくまでも試験まで時間がない人のための、勉強法です。
勉強方法
- 問題解説集を3周以上
- 類題のみを解いて定番テーマの理解を深める
- まちがった問題はノートにまとめる
- 計算問題の暗記は必須

くわしくは、銀行業務検定のための効率のいい勉強法【注意点とコツを解説】を参照!

とくに、財務4級は仕訳を理解することが必要!
苦手をなくして、確実に加点を!
勉強時間
財務4級
勉強時間の目安は2週間
特に財務に関しては、若年層の受験者が多く、実務経験が少ないことがほとんどでしょう。
もし簿記や証券外務員資格などの予備知識がなく、『財務分析・財務諸表』など聞いたこともない人や、用語や計算式に馴染みのない人は、それ以上の勉強時間を確保するように努めてください。

得意・不得意が分かれる科目。
勉強スケジュールは余裕を持って立てよう。
財務4級の解答速報
試験後すぐに解答を確認したい場合は、こちらのサイトがおすすめです。
こちらのサイトは、受験者の投票によって解答が多数決で分かる仕組みとなっています。
試験終了後は、サーバーが繋がりにくくなりますが、少し時間を置いて確認することをおすすめします。
確実な正答ではありませんが、合格ラインの目安に活用してください。

ぜひ、参考程度に活用ください
銀行業務検定試験の合否通知は、試験後1ヵ月以降に郵送にて通知されます。
また、3日後の17:00〜経済法令研究会にて正答発表が行われます。

確実な正答は、3日後!
財務4級の次に受けるべき試験は?
財務4級を受験する方が同様に受けるものとして、法務4級・税務4級があります。
銀行員として基礎的な内容の試験ですので、まずはこちらの検定の取得をおすすめします。
まずはステップアップとして財務3級の受験をおすすめします。
いまは、新設された試験で金融AMLオフィサー[基本]を受験する方が多いです。
まだ取得されていない方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
- 合格率は65%程度、難易度は初級レベル
- 問題解説集で定番テーマを確実に習得
- 出題傾向の把握と苦手の克服を
- 最短勉強目安は2週間。簿記などの予備知識のない人は要注意!
次の記事>>税務4級の合格攻略ポイントと勉強時間【難易度,過去問,解答速報】
財務4級の勉強方法や必要な勉強時間がわからない。
できれば効率のいい勉強をして最短で合格したい!