相続アドバイザー2級ってどんな試験?合格率や難易度を知りたい。
みんなの口コミは?
銀行業務検定 相続アドバイザー2級を受験する方へ
銀行業務検定 23系統 36種目 全種目を分析してきたわたしが、そんなあなたの疑問にお答えします。
相続アドバイザー2級の合格攻略ポイント
相続アドバイザー2級の概要
内容 | 相続に関する実務、相続対策に関するアドバイス等について応用問題で構成 |
試験時間 | 180分 |
出題形式 | 四答択一式 25問(各2点) 記述式 5題(各10点) |
科目構成 | ⑴ 相続知識 ⑵ 相続対策(生前対策) ⑶ 相続アドバイス ⑷ 相続手続 |
合格基準 | 60%以上 |
試験実施 | 年1回(3月) |
関連科目 | ・相続アドバイザー3級 |
合格率と難易度
相続アドバイザー2級の過去の受験者数と合格率は以下の通りです。
受験者数 | 合格率 | |
---|---|---|
2023/3 (第154回) | 1,285名 | 38.21% |
2022/3 (第151回) | 1,725名 | 23.54% |
2021/3 (第148回) | 1,798名 | 44.33% |
2019/3 (第142回) | 1,541名 | 25.44% |
2018/3 (第139回) | 1,942名 | 21.73% |
平均合格率 | 30.65% |
難易度の高い上級レベルの試験と言えそうです。
受験者の平均年齢は、42歳前後の方が多く、相続業務を担当し、専担者また役席者である方の受験が多いのではないかと推測されます。
相続業務の専担者が苦戦する、高いレベルが求められる試験
口コミ
受験者が少ないためか、あまり有益な口コミはありませんでした。
合格率も低いため、十分な勉強時間を確保することが対策としてあげられそうです。
相続アドバイザー2級は、年に1回しか行われないため、不合格となると1年開くことになります。無駄な勉強時間とならないように今回でしっかり合格できるよう取り組みましょう。
受験機会が少ないため、一度で合格したい。。。
相続アドバイザー2級の過去問分析
どんな問題が出題されるの?
過去の出題問題のうち、正解率が30%以下と特に低かった問題をまとめました。
試験日 | |
---|---|
2023/3 (第154回) | 配偶者居住権・配偶者短期居住権 遺言の執行等 個人版事業承継税制 小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例 貸金庫取引先の死亡・相続人からの開扉請求 遺産分割協議と金融機関の対応 相続対策のための不動産の有効活用 信託の活用とアドバイス |
2022/3 (第151回) | 配偶者居住権・配偶者短期居住権 新戸籍に移記されない事項 暦年課税の贈与税額の計算(一般税率と特例税率) 遺産分割協議の対象財産 相続人の把握と特別受益・寄与分 遺留分と遺留分侵害額請求 相続税額の計算 |
2021/3 (第148回) | 遺留分侵害額計算 相続発生時の預貯金の仮払い制度 遊休不動産の有効活用 生前贈与と財産評価、贈与税額の計算 信託の活用によるアドバイス |
相続アドバイザー2級では、3級で学んだ基礎知識を元に出題されています。
基本的な知識があやふやなままでは、記述問題などに対応することはできません。あらためて、基本知識や関連する計算の流れなどを整理しておくことが必要です。
過去問題集を中心に、記述試験部分に不安があるならば、参考書なども活用し知識を深めていく学習をしましょう。
過去問の演習で対策は十分だが、さまざまな出題パターンに備えて基本的な制度をよく理解することが大事!
相続アドバイザー2級のおすすめテキスト
問題解説集を中心に、参考書や3級テキストを活用しながら、基礎と応用に対応できる力をつけよう!
相続アドバイザー2級には公式テキストはありません。
試験まで余裕のある人は、3級の公式テキストで基礎をしっかり固めておくことをおすすめします。
また実務に即した学習をしたい方は、関連図書を参考にしましょう。
試験直前になると書店では品薄になったり、ネットでは超高値で転売されてしまうので早めの購入をおすすめします。
またメーカー取り寄せになると時間がかかるので注意してください。
できればテキストは最新版を買ってください。
なぜなら私自身、古いテキストを使って直近の出題傾向に変更にに対応できずに不合格になってしまったことがあるからです。
テキスト代+受験料代を無駄にしないためにも、最新版で勉強することをおすすめします。
最新テキストで、一発合格!
相続アドバイザー2級の勉強方法と勉強時間
試験まで時間がないひとへ、合格するための効率的な勉強法のポイントを解説します!
勉強方法
- 問題解説集を3周以上
- 類題のみを解いて定番テーマの理解を深める
- まちがった問題はノートにまとめる
- 計算問題の暗記は必須
くわしくは、銀行業務検定のための効率のいい勉強法【注意点とコツを解説】を参照!
相続アドバイザー2級の問題解説集には、過去3回分の試験問題そして、練習問題が収録されています。
まずは、付随する参考資料の改正相続法の概要について一読し、最新の法規について理解することをおすすめします。
掲載されている過去問題を周回することで、問題の傾向を把握しましょう。
もし時間に余裕のある場合は、関連図書の参考書を一読し、応用問題や新出問題の対策をすることをおすすめします。
時間に余裕のない場合は、問題解説集にのみ集中して取り組み、ほぼ暗記できるようにしましょう。解説等もよく読み、記述式も自ら書き出す練習も怠らないようにしましょう。
択一問題を確実に取ることで、合格に近づくことができます。
また、記述式問題で点数の加点ができるかどうかで、合否が大きく別れるポイントとなりそうです。
問われた内容に確実に解答できるように、基本的な知識を十分に身に付けられるように整理しておきましょう。
2級は、3級の基礎知識が身についている前提で出題される応用問題。
記述では、設問に適切に解答できる読解力・文章力も必要!
勉強時間
相続アドバイザー2級
勉強時間の目安は3週間
前回3級を受験された方は、学習の経験が生かされスムーズに勉強に取り組むことができるでしょう。しかしながら、税務知識などの計算など、より総合的な問題に苦戦する可能性も大きいです。
まずは、早めにテキストを買って、届いたら一読することをおすすめします。
問題のレベルと自分の実力を確認し、学習の計画を早めに立てることをお勧めします。
のこりの時間を有効的に活用するためにも「元銀行員が教える!超効率的な銀行業務検定の勉強計画の立て方」を参考に、ギリギリじゃない合格を目指して!
相続アドバイザー2級の解答速報
試験後すぐに解答を確認したい場合は、こちらのサイトがおすすめです。
こちらのサイトは、受験者の投票によって解答が多数決でわかる仕組みとなっています。
試験終了後は、サーバーが繋がりにくくなりますが、すこし時間をおいて確認することをおすすめします。
確実な正答ではありませんが、合格ラインの目安に活用してください。
約2万人が利用しています!
参考程度に活用してください!
銀行業務検定試験の合否通知は、試験後1ヶ月以降に郵送にて通知されます。
また、3日後の17:00〜経済法令研究会にて正答発表がおこなわれます。
確実な正答は、3日後!
記述部分については正答発表されないので、郵送での結果を気長に待ちましょう!
相続アドバイザー2級の次に受けるべき試験は?
アドバイザー関連では、年金アドバイザー2級も同等レベルの試験であるようです。
相続アドバイザー2級の受験者層は管理職である方が多いのではないでしょうか。
コンプライアンスに関連する試験で、金融コンプライアンス・オフィサー2級や金融個人情報保護オフィサー2級などもおすすめです。
いまは、新設された試験で「外貨建保険販売資格試験」を受験する方が多いです。
2022年までに必須の資格です。
まだ取ってないひとは早めに取得を!
まとめ
- 難易度は上級レベル
- 必要であれば3級出題の問題も振り返り、基礎固めを行う
- 最短勉強目安は3週間
- テキストは早めに購入し学習計画を!