銀行業務検定以外に何か取得すべき資格があるの?
長期期間を有効活用できる資格が知りたい!
多くの銀行員が出世・昇格・昇進のために検定試験を受験していると思います。
コロナウイルスの影響で、そのメインである銀行業務検定試験・簿記・FP・きんざい能力検定などは全て現時点で秋の試験まで延期されています。
また検定試験の延期はいつまで続くか予測することはできません。
(追記)2020年10月以降は、試験が随時実施されています。
銀行業務検定などの試験を長期的に学習することは効率的でないと私は思います。
なぜなら、銀行業務検定試験の多くは効率的に学習すれば2週間程度あれば合格できる試験だからです。
これまで、毎期ごとの人事考課のためにとりあえず銀行業務検定を受験してきた人も多いのではないでしょうか?
こんなときだからこそ、長期的に学習しなければ取れない“有意義な資格”を取得してみませんか?
これまで金融系の検定試験を30科目以上分析してきた私が、そんなあなたの疑問にお答えします。
今回紹介した資格は、銀行内だけでなく外部でも役立つ資格ばかり!
コロナ禍をどう過ごすかで、今後の銀行員人生が変わる!
銀行員上級資格おすすめランキング
① TOEIC
② FP1級
③ 簿記1級
④ 中小企業診断士
⑤ 税理士 <<オススメ
⑥ 宅地建物取引士
⑦ 証券アナリスト
⑧ 公認会計士
*難易度や必要度に応じた
個人的見解によるランキングです
TOEIC

金融業界でも需要が高まっているTOEIC試験。
試験日も多く、得点方式のため、短期的に目標を決めて受験できるのがメリット!
一見関連がなさそうに見える金融(銀行)業界においても語学能力が重視されるようになっています。
その理由は
TOEICで高得点を持っていることで、
- 海外赴任のチャンスがあったり
- 法人融資担当として海外企業とのマッチング
などの際に、積極的にアプローチすることができ、有利になるからだと推測されます。
特にTOEICにおいては、一つの指標として活用されている試験です。
「TOEIC 〇〇〇点以上」を昇格要件にしていたり、報奨金制度を取り入れていたりする会社もあるようですので積極的に受験したい試験の一つです。
TOEICは合格・不合格ではないので、もし今後コロナの影響で試験が延期になってもさらに学習できる期間が増えるだけですので前向きに勉強に取り組むことができそうです!
これまで英語に苦手意識があった人も、今後は銀行員として必須の資格となってくるであろうTOEICにはぜひ一度チャレンジしてみることをおすすめします。
TOEIC Listening&Reading TEST
FP1級

資産相談業務を極めるならFP試験。
認知度も高く、名刺に記載できれば信用度も高まる資格です!
FP(ファイナンシャルプランナー)資格は、銀行員のほとんどが取得している試験でしょう。
この最上位級であるFP1級は2級より格段に難易度が高くなります。
これまでの試験と違う点は、実技試験が面接だということです。
試験は年に3回ありますので、短期的な目標設定で学習に取り組むことも可能です。
合格率は実技試験よりも学科試験の方が低い傾向にあり、1〜10%台の合格率です。
難易度は高い試験になりますが、FPで学ぶ内容は金融知識における総合的な内容を学習するものです。
個人や事業主の相談業務にあたる銀行員にとっては非常に役に立つ試験であると言えます。
現時点では、秋以降の試験が実施予定ですので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
一般社団法人 金融財政事情研究会
簿記1級

銀行業務にとって簿記は必須科目。
いまからはじめると、次回の試験まで最適な学習期間です!
FPと同様に簿記の試験も、銀行員には必須の試験です。
簿記1級は、こんな試験です。
極めて高度な商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算を修得し、会計基準や会社法、財務諸表等規則などの企業会計に関する法規を踏まえて、経営管理や経営分析を行うために求められるレベル。
合格すると税理士試験の受験資格が得られる。公認会計士、税理士などの国家資格への登竜門。
簿記1級|商工会議所の検定試験
法人融資渉外業務などで、決算書等をより正確に分析したいと考えている人や、今後公認会計士や税理士試験などの国家資格にチャレンジしたい人などにもおすすめです。
4科目全てに40%以上の合格基準があるため、網羅的に学習する必要があります。
合格率も平均で10%を下回っており、難易度は高いです。
試験は年2回実施されています。
次回は秋開催になりますの、いまから学習を開始して、チャレンジするにはちょうど良い時期かもしれません。
簿記の知識は、経営分析などの際に非常に役に立ちますので、法人融資渉外担当や融資・審査部門などの担当になった場合、銀行員にとって非常にプラスの資格となるでしょう。
商工会議所の検定試験
中小企業診断士

法人融資渉外担当者にはぜひ目指して欲しい資格!
コロナ融資需要が高まっているいま、注目されている資格です!
非常に難易度の高い中小企業診断士試験ですが、融資担当者にとって非常に役に立つ資格です。
新型コロナの影響で新融資制度が創設されている現在、中小企業診断士は非常に注目を集めています。
中小企業は、全企業の99.7%だと言われています。
特に地域に密着した銀行にとって、中小企業に対する融資は大きな業務の一つだと言えます。
また今回のコロナウイルスの影響で、特に中小企業は経営に大きな打撃を受けていると推測されます。
国や各都道府県、各銀行における独自の融資が創設され中小企業を支援する策が打ち出されています。
この危機を乗り越えて、さらに経営を改善する助言やアドバイスをすることができる中小企業診断士の資格はさらに重要視されるでしょう。
試験は年に1回です。
その試験範囲からも容易な資格ではないです。
でもその分価値は非常に高いので、ぜひこの時期を生かして次の試験に向けて学習を始めてみてはいかがでしょうか。
J-SMECA
税理士

個人的オススメはこれ!ぜひチェックしてほしい!
難易度は高いが、社会人でも取りやすい仕組みの税理士資格。
税金のエキスパートと言われる税理士資格。
もちろん税理士という職種につくためにこの資格をとる人もいます。
おすすめランキングで6位にあげた宅建資格よりも試験難度は高いですが、受験のメリットとネームバリューの高さから個人的におすすめしたい試験です。
税理士資格の難易度が高いのは言うまでもありません。
しかしながら、銀行員が税理士資格を取得するメリットはその試験内容にあります。
税理士試験の試験科目は11科目ありますが、そのうち5科目の取得が必要です。
得意な科目や内容によって選択することができるので非常にメリットがあります。(必須科目もあり)
また、試験に1度合格すれば免除制度がありますので毎年1科目ずつ合格を目指すという学習方法も可能です。
税理士試験には受験の資格があるのですが、こちらも“銀行、信託会社、保険会社等において、資金の貸付け・運用に関する事務に2年以上従事した者”には認められています。
試験科目のなかには、法人税法や相続税法、事業税など銀行員としても馴染みのある科目もありますので、今後の銀行員としてのスキルアップにも非常に役立ちます。
国税庁
宅地建物取引士

銀行業務でも、審査部門などの専門職から、営業店での担保審査など業務に密接している資格。
宅地建物取引士(宅建)といえば、よく知られている資格の一つです。
不動産業者のための資格のようですが銀行員にとっても関係のある資格です。
例えば、融資担当をする場合や(個人で言えば住宅ローンなど)、審査部門の担当になった場合などに活かすことのできる資格です。
不動産取引を行うことのある銀行員ですが、必ず必要な資格ではありません。
しかし、宅地建物に関して正しい知識を持って仕事ができることは銀行員にとって非常に強みとなる資格です。
不動産適正取引推進機構
証券アナリスト

投資のプロフェッショナル
専門性が高く、銀行の本部(市場調査や投資専門部)などで活かせる資格
証券アナリストとは、次のように定義されています。
証券投資の分野において、高度の専門知識と分析技術を応用して、各種情報の分析と投資価値の評価を行うことにより、投資助言や投資管理サービスを提供するプロフェッショナルとしての資格です。
日本証券アナリスト協会
証券アナリストは投資のプロフェッショナルとしての資格です。
資格取得のためには、通信講座を受講することと2次試験までの合格と非常に難度の高い試験になっています。
短期間での合格は非常に難しい試験です。
銀行職でも、市場調査部門・投資専門部門などに配属を希望する場合などは取得を目指して損はない資格だと思います。
日本証券アナリスト協会
公認会計士

公認会計士を持っている銀行員は一握り!
転職できる超ハイレベル試験…
医師や弁護士と並んで、3大国家資格と言われる公認会計士。
これまで紹介した試験の中でも非常に難易度の高い試験と言えそうです。
しかし医師や弁護士とは違って受験資格に制限がないため、誰でも受験することができます。
いわゆる一次試験である短答試験では、複数科目の総得点で合格が決まるため、同時に数科目を学習しなければならないという非常に高いハードルがあります。
このことが、公認会計士試験の難易度を高くしている要因であるとも言えます。
公認会計士資格をとるためには、スクールに通ったり十分な時間をかけて学習する必要がありますが、通信講座などを活用し仕事をしながらでも学習する道はありそうです。
公認会計士・監査審査会
コロナ禍をどう活かすかは自分次第
現在は、銀行業務検定試験をはじめ多くの検定試験が中止になっています。*2020年秋現在、随時試験が開催されはじめています。
いつもなら、短期的に資格取得を目指して検定試験に取り組んでいた人も、
ぜひこの機会にこれまで敬遠していたであろう上級資格に取り組んでみてはいかがでしょうか?
銀行員といっても、営業店での勤務だけではありません。
現状でのスキルアップにつながるだけではなく、融資部門・証券部門・審査部門などそのスキルを専門として生かせる部署につながる可能性もあります。
ぜひ今のコロナ禍に負けることなく、ステイホームを充実したものにしてみてください。
コロナ禍をどう活かすかは自分次第!
同期や先輩に差をつけるチャンス!
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