証券外務員の計算問題がまったく理解できない!
計算問題って捨てても合格できますか?
そんな、計算が苦手なあなたに証券外務員資格を保有し、これまで40科目以上金融系試験を分析してきたきじねこ(@kijineko55com)が証券外務員の計算問題の暗記法について解説します。
計算問題で合否が左右されると言っても過言でないくらい、計算問題は重要!
捨てるなんて、論外です!!!!!
計算問題の暗記をマジメにしていたら、いくら時間があってもたりません。
ポイントを抑えて効率的に暗記しましょう!
計算問題は、文章問題を1週間以上学習してから

証券外務員資格を保有している私が、2週間で効率的に合格できるスケジュールを紹介しています。

この中で紹介した通り、証券外務員の問題傾向にある程度慣れた8日目・9日目の2日間で重点的に計算問題の暗記に取り組むことをおすすめします。
そもそも、「証券外務員」という試験に慣れよう!
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計算問題を攻略するための4つのポイント

一種でも二種でも計算問題は必須です。
共通の問題もありますが、一種ではその難度がより高くなって出題されます。
公式をしっかりと暗記して臨む必要があります。
また、計算問題は公式さえ暗記できれば確実に正解できる問題です。
ここで点数を稼ぐためにもしっかり暗記しましょう。
- 簡略化する
- 語句から式を導く
- パターンで覚える
- 公式の意味を考える
効率的に暗記するための4つのポイントを紹介します。
1.簡略化する
計算問題を苦手と感じる原因は、公式をおぼえられないからです。
公式をおぼえられないのは、専門用語が多く慣れない言葉が多いからです。
ですから、はじめから「完璧におぼえる」ことを放棄しましょう。

たとえば、私は
限界利益率=「いち ひく う ぶんの へ」
とおぼえていました
専門用語や慣れない言葉を、自分なりに簡略化することで暗記しやすくなります。
語句を記述する問題はないので、一字一句漢字まで正確におぼえる必要はありません。
頭文字のみをおぼえる
- 変動率 → へ
- 負債 → ふ
- 資産 → し
頭文字が同じ場合はポイントを抑えて省略する
- 固定資産 → 固し
- 固定負債 → 固ふ
省略して覚えるときは、問題中に似ている語句がないかチェック!
たとえば、「売上」と「売上原価」が含まれる公式では、頭文字の「う」と省略した場合
どっちがどっちなのか分からなくなってしまいます。
頭文字で省略しておぼえる場合には、似ている語句が問題中にないか注意して使うようにしましょう。
2.語句から式をイメージする
計算公式の中には、用語自体が、計算公式を表しているものもあります。
問題は「〇〇を求めなさい」という問いですので、それをそのまま活かす方法です。

たとえば、自己資本利益率は
用語を「自己資本」と「利益」の二つに分けてバックスラッシュ(\)で分数化します。
ポイントは
バックスラッシュ \ を使うこと!!
- 総資本利益率
- 資本金利益率
- 売上高利益率
- 売上高総利益率
- 売上高営業利益率
- 売上高経常利益率
- 売上高営業キャッシュ・フロー比率
- 自己資本利益率
など
スラッシュ(/)では、公式が逆転してしまいますので注意!!
ラッシュを使うパターンの公式もありますが、ごく少しです。
また率がつくものは ×100 をつけるものが多いです。
率がつくものは答えがパーセント表示となるためです。
ちなみに倍率はあてはまりません。
〜率とつく公式は、×100
<〜率の問題で、100を掛けるのを忘れてしまった場合はどうなる?>
公式で、×100 を忘れてしまい、答えが小数点0.4012…となってしまったとします。
答えの選択肢は
①10% ②20% ③30% ④40% ⑤50%
4%や40%などがない限りは4がつくものを解答として選べばそれでOK!
計算式は完全に覚えられればベストです。
しかし、解答は選択問題です。
問題文や解答のなかから、いかに答えを推測するかも合格する上で大切な能力といえます。
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3.パターンでおぼえる
公式にも決まったパターン・法則があるものがあります。
頻出問題の「利回り計算」でよく活用していました

「所有者期間利回り」「最終利回り」「応募者利回り」などの公式は、複雑な形で、またおぼえる用語も多く苦労しました。
そしてよく出る問題なのです。
- 分母と分子内の分数の分子の引く方が同じ
- 引き算の部分は、かならず「売った」ひく「買った」の順
複雑であるほど、パターンが分かると一気に簡単に感じます。
特に利回り計算はよく出題される問題ですので、あいまいなまま試験に臨まないようにしっかり対策をしましょう。
4.公式の意味を考える
中級者・理論派さん向け
公式が「何を求める式なのか?」を考える方法です。
ただ公式を丸暗記するのはどうも苦手だという理論派さんにはおすすめです。

例えば「配当性向」は
企業に利益が出ていて、そのうちどれだけ配当に向いているか(配当されているか)を求める式です。
公式をネットで検索すると、どのような時に使う式なのか、詳しく解説されているのでわかりやすいかもしれません。
丸暗記で覚えにくいものがあれば、その意味を考えてみれば長期記憶として定着しやすいでしょう。
この方法のデメリットは「意味を調べるのに時間がかかること」
なので、あんまりおすすめはしません。
最終手段として活用するくらいの気持ちで…
財務などの経験がない初学者には、イメージが出来ずに逆に混乱する場合もあります。
初心者の人は、「意味を考える」ことは無視しても大丈夫です。
初心者や、時間がない人はこの方法はパスしましょう
迷わず ひたすら 暗記 暗記 暗記!!!
計算問題をいかに時間をかけずに暗記できるかで合否が決まる
つまり、伝えたいことは
この記事を読んでる時点であなたには、じっくり考えながら学習する時間はないってこと!!

計算問題は、証券外務員試験の最も難しいポイントで、かつ合否を左右するポイントでもあります。
計算問題は、馴染みのない用語に苦戦する人が多いため、諦めてしまいがちです。
「理解する」ことよりも「丸暗記する」と考えた方が効率的です。
いかに専門用語を、自分が分かりやすいように丸暗記できるか工夫が必要です。
計算問題を短期間で習得することで、残りの時間を演習に当てることができます。
書いて覚えたい人は、用語を省略して書くことで時間も短縮される!
計算問題も反復学習の方法でスラスラ解けるようになるまで繰り返し学習しましょう。

工夫次第で丸暗記も苦じゃなくなる!
あとは、繰り返し問題に触れることで体に覚えさせるのみ
もし、どうしても独学では難しいと感じた方には証券外務員の通信講座があります。

独学では疑問を解決できないと言う方にはおすすめです!
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